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【DIY】OneFRAME ボタンを薄型コントローラーに組み込む!ファストン変換コネクタ自作ガイド

  • ぺろさん/松川
  • 3 日前
  • 読了時間: 4分

OneFRAME ボタンをご愛用いただき、誠にありがとうございます。


本記事では、OneFRAME ボタンの可能性をさらに広げるカスタムパーツ「ファストン変換コネクタ」の自作方法をご紹介します。このコネクタを使えば、薄いコントローラでもOneFRAME ボタンを簡単に搭載できるようになります。


今回のカスタムによって、OneFRAMEボタンの厚み方向のサイズをフルに活用できます。

筐体内の厚み方向のスペースは最小15mmあればいいのでかなり薄いコントローラ(コントローラの厚み16mm~17mm)へ取り付けが可能になります。


今回は、マックエイト製サイドソケット EC-0.2-S と TE Connectivity製ファストンレセプタクル 735427-2 を使用し、はんだ付けによってこの変換コネクタを作成します。電子工作が初めての方にも分かりやすく解説しますので、ぜひチャレンジしてみてください。


なぜ自作するの?ファストン変換コネクタのメリット


接続の自由度が向上: OneFRAME ボタンのファストン端子は下方(コントローラの厚み方向)に伸びており、極薄コントローラには不適でした。しかし、ファストン変換コネクタにより接続方向を変更することで、既存のストレートタイプのコネクタを用いたハーネスを利用しながら、筐体内スペース + 天板厚の合計15mmの極薄コントローラにまで対応することができます。


カスタマイズの幅が広がる: 市販のお好みのコントローラを選んだり、ゲーミングキーボード並の薄さの筐体に搭載したりと、より自由なカスタマイズが楽しめます。


部品入手性の高さ: 使用する部品は比較的入手しやすく、コストを抑えて製作できます。


準備するもの


1. 部品

 ・マックエイト サイドソケット EC-0.2-S (同0.6も可)

 ・TE Connectivity ファストンレセプタクル 735427-2

 ・はんだ(電子工作用)


2. 工具

 ・はんだごて

 ・ピンセット(部品の保持にあると便利)


作業手順


【重要】安全のために

はんだごては高温になります。火傷に十分注意してください。

作業中はこまめに換気を行ってください。

保護メガネを着用することを推奨します。


1. 部品の確認と予備はんだ(推奨)

部品の確認: マックエイトと TE Connectivity 735427-2 の端子部分に汚れや酸化がないか確認します。もしあれば、無水エタノールなどで軽く清掃してください。


予備はんだ: 735427-2 のはんだ付けする箇所(EC-0.2-S と接続する平らな面)に予備はんだを行います。(図内青塗りの箇所)

予備はんだを行うことで、本番のはんだ付けがスムーズに進み、確実な接合が得られます。



2. 部品の位置合わせと固定

予備はんだを施した735427-2 と EC-0.2-S の接続面を合わせます。

位置が決まったら、ピンセットなどでEC-0.2-Sを仮固定します。

(予備はんだではなく、クリームはんだを使用すると位置合わせが少し楽になります。)


はんだを盛りすぎるとコネクタとして使用できなくなりますのでご注意ください。

この位置関係で取り付けをします。



3. はんだ付け

仮固定した部品の接合部分に、温めたはんだごての先を当て、予備はんだを溶かします。

はんだが固まるまで部品を動かさないようにします。(数秒程度)


735427-2の突出部は、配線したコネクタから引き抜く時に便利ですが、スペースが狭いコントローラの場合は意図しないショートが発生する可能性もあるので、必要に応じて切り飛ばしてもいいです。

とEC-0.6-Sは同0.2より少し大きいので上記のような加工をする際は一緒にカットした方がいいです。(画像赤丸箇所)

完成!

これで、OneFRAME ボタン用ファストン変換コネクタの完成です!

上方から差し込んで、横に倒すように取り付けるとカンタンに取り付けできます。


まとめ

今回は、マックエイト EC-0.2-S と TE Connectivity 735427-2 を使ったファストン変換コネクタの自作方法をご紹介しました。このカスタムパーツによって、あなたの OneFRAME ボタン搭載コントローラがさらに多機能で便利なデバイスになることを願っています。

自作は少し手間がかかるかもしれませんが、取り付け可能なコントローラの幅が広がります。ぜひ、安全に注意してチャレンジしてみてください。

 
 
 

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